市原先生が札幌市医師会主催の「札幌市胃がん検診内視鏡検査研修会」でWeb講演をしました。

市原先生が札幌市医師会主催の「札幌市胃がん検診内視鏡検査研修会」でWeb講演をしました。

「除菌全盛時代の胃の病理 萎縮、癌の発育・進展、除菌、自己免疫性胃炎」というタイトルで、消化器内視鏡医 (特に開業医) に役立つ病理に関する内容でした。

胃の除菌は、主にピロリ菌除菌を指します。

一般的にも「ピロリ」という名前は浸透していますが、実は同じ綴りの「pylori」でも、言語によっては「パイロライ」「ピューロリ」など、発音が異なるややこしい名前なのです。

なので、海外で「ピロリ」と言っても通じないことがあります。

私は大学生の時に英語の語学留学で海外に行き、日本での発音だと現地の学生に通じない言葉がたくさんあることを知って驚きました。

通じたのは「ピカチュウ」と「ポケモン」くらいでした。

なので、現地の英語ペラペラな学生さんと「ポケモンマスターに絶対なってやる~♪」と、成人男性の私はポケモンの歌を歌ってコミュニケーションをとっていました。

あれはいったい何の時間だったのでしょうか。

当院キャンサーボードにて、当部の坂田先生が症例提示を行いました。

当院キャンサーボードにて、当部の坂田先生が症例提示を行いました。

キャンサーボードとは、旭川医科大学病院での悪性腫瘍:がんの症例に対して、各科の医師が集まって意見を出し合う大型カンファレンスのことで、当院では定期的に開催されております。

今回の議題は、患者さんご自身の背景も含めて、診療が難しい症例でした。

大きな手術や治療には、身の回りの人々や環境の支援が不可欠です。

誰もがいつでもすぐに万全のサポート体制がとれる訳ではないので最適なタイミングを考える必要がありますが、その間にも病気が進んでしまうジレンマもあります。

当院のような大きな病院には、患者さんが利用できるサービスを紹介・仲介する専門の部署があり、今後はそちらとの連携も必要になってくると考えられました。

日本は今、色々と過渡期にありますが、本当に困っている人達に気付けて、病気の治療に専念できる社会のシステムが築けて、国民みんなのことを、元気付けてくれるリーダーのいる国になってほしいと、私は思います。

インターネット気付
偉い人

【2025年11月04日更新】ISO15189認定範囲一覧(活動リスト)の2025年度版 を「病理部について」に掲載致しました。

ISO15189認定範囲一覧(活動リスト)の2025年度版 を「病理部について」に掲載致しました。

ISO15189とは施設毎の臨床検査室の品質を評価する規格のことで、当院は2021年より認定をいただいております。

そちらに関する活動リストを最新版に更新致しました。

ISO15189認定範囲一覧(活動リスト)