第43回日本脳腫瘍病理学会学術集会 (山形) に、当部の谷野先生、湯澤先生、上小倉先生、林先生が参加しました。

 

 

 

 

 

 

 

第43回日本脳腫瘍病理学会学術集会 (山形) に、当部の谷野先生、湯澤先生、上小倉先生、林先生が参加しました。

さくらんぼで有名な山形県山形市で、脳腫瘍に特化した病理の学会が開催されました。

脳神経の病理検査は取り扱っていない医療機関もあり、

隣りどおし 他施設と意見 交換も

なかなか難しい病理医にとって、この学会は最新の脳腫瘍病理の知見に触れることができる夢のような機会です。

脳腫瘍はまだまだ奥の深い領域で、皆さんは

たぶん 気づいてないでしょうが、

この会に参加すること自体が将来的な大発見に繋がる一歩になり得るのです。

脳腫瘍病理の知識が全ての病理医に均等にもたらされるようにという想いが込められた、本会のテーマである

「集約化と均霑化」の響きだけで強くなれる気がしました。

 

 

当院婦人科との合同カンファレンスにて、当部の谷野先生、上小倉先生が症例提示を行いました。

当院婦人科との合同カンファレンスにて、当部の谷野先生、上小倉先生が症例提示を行いました。

今回取り上げられた症例の中に、とてもややこしい卵巣癌がありました。

というのも、病理学的に卵巣癌の中の漿液性癌という見た目に近かったものの、免疫染色という特殊な方法で標本を作製すると、明細胞癌という別な種類の癌だと分かった症例だったからです。

卵巣癌は非常に診断が難しい癌の一つであります。

偉い病理の先生も仰っているのですが、「難しさ」を感じたら自分だけで抱え込み過ぎないことが病理医の資質として重要なのだそうです。

確かにお尻の軽い判断で軽くない失敗をする前に、身を軽くして気軽に話せる誰かに意見を求めるのは、手軽に自分の考えを共有できて肩も軽くなります。

ですが、患者さんの情報を必要以上に広めないように、口を軽くしてはいけません。

何でもかんでも軽い感じで他の先生に聞いてしまうのは気が引けてしまう私は、病理医としてまだまだ半人前の足軽です。

当部の谷野先生が共著した論文の「High Dynamic Range Capillary Electrophoresis Method for Sensitive Detection of Low-Frequency Driver Mutations」がScientific Reports (IF=3.8) にアクセプトされました。

当部の谷野先生が共著した論文の「High Dynamic Range Capillary Electrophoresis Method for Sensitive Detection of Low-Frequency Driver Mutations」がScientific Reports (IF=3.8) にアクセプトされました。

今年も既に1/3が過ぎましたが、昨年以上のペースで研究業績が豊富になっています。

昨年度は当部の複数のメンバーが新たに資格を取得したり、更に今年の4月から新しいメンバーが増えたりと、これからますます当部が栄えていくことを願ってやみません。

今年も既に1/3が過ぎましたが、今更ながら、当部をこれからも宜しくお願い致します。