北海道脳腫瘍病理検討会にて、当部の上小倉先生が症例提示をしました。

北海道脳腫瘍病理検討会にて、当部の上小倉先生が症例提示をしました。

北海道脳腫瘍病理検討会とは、北海道大学医学部の病理教室が主体となって北海道の各病院と合同で行われている脳腫瘍病理に特化した症例検討会です。

今回は現地とオンラインのハイブリッド開催で、当部はオンラインでの参加・症例提示をしました。

当部が提示したのは、脳腫瘍の再発を繰り返していた患者さんに、新規で起こった病変を病理学的に精査したところ、それが脳梗塞によるものだと疑われた貴重な症例でした。

 

当部、そして北海道全体の病理医は、定期的に北海道内の他の病院と意見を交換して、日々見識を広めております。

北海道は広大な土地ですが、それ故に病院、そして病理医同士の繋がりを大切にするところなのだと、広く広まってほしいと思います。

※オンラインでの参加のため、権利関係を考慮して発表時の写真の掲載は控えさせていただきます。

当部の湯澤先生、谷野先生が松果体腫瘍の分担執筆をした『文光堂 腫瘍病理鑑別診断アトラス 脳腫瘍 第2版』が発刊されました。

当部の湯澤先生、谷野先生が松果体腫瘍の分担執筆をした『文光堂 腫瘍病理鑑別診断アトラス 脳腫瘍 第2版』が2024年2月23日に発刊されました。

脳腫瘍の病理診断に必携の書であった初版が、刊行から7年の時を経て遺伝学の要素を盛り込んで大きくアップデートされました。

脳腫瘍の発生と、受け継がれる遺伝子の関係性が世界的に大きく注目されている潮流を受けての改訂ですが、当部の医師の学識が、後世の数多の病理医たちに受け継がれていくということに、ミクロな病理の世界に流れる壮大な軌跡を感じます。

※掲載画像は『文光堂 腫瘍病理鑑別診断アトラス 脳腫瘍 第2版』の表紙写真です。

令和5年度 第6回CPCが当院で開催され、当部の林先生が症例発表の指導医として参加しました。

令和5年度 第6回CPCが当院で開催され、当部の林先生が症例発表の指導医として参加しました。

CPCとは、亡くなった患者さんの死因を明らかにするために臨床医と病理医がそれぞれの観点から考察を行い、議論するカンファレンスのことです。

この度は初期研修医の皆さんが発表を行う教育型CPCで、林先生は病理医側の発表を行う研修医さん達のサポートをしました。

たくさんの参加者の中で議論が交わされたこともあり、研修医の皆さんの真剣さや緊張感もひしひしと伝わってきました。

病理医は、病理診断で治療を次につなげ、過去の症例を振り返ることで医学の発展につなげ、若き医師の成長を促し医療を次世代へつなげる、素敵なお仕事です。

※掲載写真は一部加工しております。

【2024年2月14日追記・訂正】剖検担当部署の一覧カレンダーを更新致しました。

【2024年2月14日追記・訂正】

先日お知らせした剖検担当部署の一覧カレンダーに一部誤りが御座いましたので、訂正して再度当該ページにアップロード致しました。

申し訳御座いませんでした。

※下記当ホームページ内のリンク先に修正済みのものが掲載してあります。

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剖検担当部署の一覧カレンダーを更新致しました。

剖検のご依頼の際はこちらのカレンダーをご確認の上、各部署にご連絡をお願い致します。

剖検のご依頼 – 旭川医科大学病院 病理部 【公式】 (asahikawa-patho.net)

当部の谷野先生が共著した論文の「Prediction of MGMT promotor methylation status in glioblastoma by contrast-enhanced T1-weighted intensity image」がNeuro-Oncology Advances(IF: 3.7)にアクセプトされました。

当部の谷野先生が共著した論文の「Prediction of MGMT promotor methylation status in glioblastoma by contrast-enhanced T1-weighted intensity image」がNeuro-Oncology Advances(IF: 3.7)にアクセプトされました。

Neuro-Oncology Advancesとは、癌と中枢神経系に関するあらゆる研究分野について集約された国際的な学術雑誌です。

当院キャンサーボードにて、当部の林先生が症例提示を行いました。

キャンサーボードとは、旭川医科大学病院での悪性腫瘍:がんの症例に対して、各科の医師が集まって意見を出し合う大型カンファレンスのことで、当院では定期的に開催されております。

当部の林先生は、内視鏡を用いて切り取った、食道内に発生したがんの病理的な診断について発表しました。

採取された一つの食道の粘膜の中に、2種類のがんが存在するという珍しい症例で、会場から多くの質問が寄せられました。

様々な科の医師から意見を求められる我々病理医は、とても重要で、責任感を要する大切なお仕事なのだと実感しました。

東京大学 医学部・大学院医学系研究科の石川俊平教授に御講演いただきました。

「第27回 旭川医科大学病院病理部・病理診断科セミナー」の特別講演会で、東京大学 医学部・大学院医学系研究科 衛生学教室の石川俊平教授に「病理組織像の人工知能による定量化とそのアプリケーション」というテーマで御講演いただきました。

人工知能技術の発展が目覚ましい昨今、アプリケーションを介しての人工知能による病理診断補助の仕組みや、それを取り巻く世界の現状について、とても分かり易く解説していただきました。

我々病理医はもちろん、医療界全体で人工知能と協力して患者さんにより良い医療を提供できる未来に、期待が膨らみます。

※掲載写真は、石川俊平教授御本人に御許可をいただいて撮影致しました。画像の一部を加工させていただいております。