当院泌尿器科との合同カンファレンスにて、当部の上小倉先生、林先生が症例提示を行いました。
泌尿器科が診る、つまり尿に関わる臓器は、実は数多くあります。
腎臓に尿管、膀胱、前立腺、そして尿道、生殖器ですが精巣、精嚢、精管などなど。
そのどれもが癌になり得ます。
泌尿器科の先生方は癌の組織を採取し、それがどこから発生した癌なのかを我々病理医が診断します。
発生元の臓器が違えば、癌細胞の形も異なります。
上の掲載写真に載っている組織は、どこの臓器の癌か分かりますか?
あなたが写真を見ているその瞬間、あなたは患者を診ています。
それが病理です。