当院消化器病理カンファレンスにて、当部の谷野先生、上小倉先生が症例提示を行いました。
消化器内科、消化器外科、病理診断科の3科合同で過去の症例について議論する場です。
取り上げられた症例の一つにエキノコックス感染症がありました。
エキノコックスとは寄生虫のことで、一般的なケースとして、何らかの形で野生の狐の口の中に入り込み、狐の胃を駆り、糞便と共に排出されて山水や山菜を介して人間の口に入り、肝臓などの臓器で重篤な感染症を引き起こします。
消化器内科、消化器外科、病理診断科の医を借り治療する必要があるほど恐ろしい病気なので、未然に感染の脅威を刈り取りたいものです。