劉先生が札幌で開催された第3回呼吸器関連5学会合同北海道地方会で演題を発表しました。

劉先生が札幌で開催された第3回呼吸器関連5学会合同北海道地方会で演題を発表しました。

臨床医が主体となる学会なので、いつもとは違って病理医向けではないアプローチが必要になる難しい演題発表でしたが、劉先生は見事成し遂げ、臨床の先生方からも好評でした。

病理医の中では常識でも臨床医には浸透していない概念はたくさんありますし、その逆もたくさんあります。

私は昔、当院ではない医療機関で、臨床の先生方の間で、一般外科は「ぱんげ」、乳腺外科は「にゅうげ」、呼吸器外科は「こげ」、血管外科は「けつげ」と略していたのを聞き知っていたので、当科内で「あれは、けつげの先生ですね」と言って凄い空気になったことがありました。

以来、私は絶対に血管外科とお呼びすることにしました。

谷野先生が神戸で開催された第6回日本石綿・中皮腫学会にて、一般演題「分子・遺伝子・病理」と教育講演3「石綿の免疫毒性と中皮腫」の座長を務めました。

谷野先生が神戸で開催された第6回日本石綿・中皮腫学会にて、一般演題「分子・遺伝子・病理」と教育講演3「石綿の免疫毒性と中皮腫」の座長を務めました。

神戸大学医学部新緑会館記念ホールが満席になるほどの参加者で、発表演題・質疑応答も多く大変盛り上がりました。

参加された方々の目はまるで神戸の夜景のように爛々と煌めいておりましたが、演題や質問の内容はとてもハイレベルで、神戸スイーツのように甘くはありませんでした。

皮膚科の岸部麻里先生が筆頭著者で、谷野先生が共著した論文の「VEXAS症候群診断の観点を踏まえたSweet症候群患者の単施設後方視的解析」が日本皮膚科学会誌 第135巻第10号に掲載されました。

皮膚科の岸部麻里先生が筆頭著者で、谷野先生が共著した論文の「VEXAS症候群診断の観点を踏まえたSweet症候群患者の単施設後方視的解析」が日本皮膚科学会誌 第135巻第10号に掲載されました。

アトピー性皮膚炎などのありふれた病気から、癌などの悪性腫瘍まで、皮膚を介して病気が発見されることは多いです。

その重要性から、皮膚の病理は一つの専門分野としてカテゴライズされているほどです。

皮膚は「体調の窓」と言われるように、全身診察における皮膚の状態の把握はとても重要なのです。

患者さんとの関係性を良好にするためにも、そして、患者さんの具合の悪さにすぐ気付くためにも、医師にとって、「顔色をうかがう」のは、案外重要なことなのです。

令和7年度 第2回教育型CPCが当院で開催されました。

令和7年度 第2回教育型CPCが当院で開催されました。

CPCとは、亡くなった患者さんの死因を明らかにするために臨床医と病理医がそれぞれの観点から考察を行い、議論するカンファレンスのことです。

この度は初期研修医の皆さんが発表を行う教育型CPCで、当科以外の講座の医師が、病理医側の発表を行う研修医さん達のサポートをしました。

発表、つまりプレゼンテーションは、良い発表用スライドを作成するだけでなく、口頭での説明も重要です。

どんなに頑張って素晴らしいパワーポイントファイルを作成しても、退屈な喋り方で聴衆の聞く気を奪ってしまったら元も子もありません。

今回担当された初期研修医の皆さんも、実際に自分の口で発表してみて、自分が思っていたより上手く喋れなかった、と感じたかもしれません。

こればっかりは座学では身に付かないので、人前で喋る経験をどれだけ積んできたかがものを言います。

自分の話している内容が理解されないのを聞き手の理解力不足のせいにする著名人がいますが、話し手の努力不足もあると私は思いますので、若い先生方はそんな石頭にはならないと、信じています。

医療安全・質向上のための相互チェック・特定機能病院間相互のピアレビューが行われました。

医療安全・質向上のための相互チェック・特定機能病院間相互のピアレビューが行われました。

本年度の調査項目の一つは「病理検体採取から病理診断まえのプロセスにおける、検体取り違え、混入、紛失の防止を目的としたテクノロジーの導入状況」でした。

横浜市立大学病院 病理部長の藤井誠志先生、病理部担当係長の西尾由紀子技師が当部を訪問し視察されました。

多くの質問や指摘をいただくと共に双方向の情報交換が行われ大変有意義な視察をいただきました。

今後も病理部として改良や改善を重ね、旭川医科大学病院の医療安全・質向上のため尽力したいと思います。

当科が今後大きく化けていくために、改めてできるところから新しくしていく「大化の改新」で、「無事故」の病理診断を目指します。

市原 真 先生が准教授に就任しました。

市原 真 先生が准教授に就任しました。

以前から客員講師として当科に定期的にいらっしゃっていたのですが、この度、正式に当大学病院所属となりました。

既に病理医として数多の御実績をお持ちで、当科の大きな大きな力となって下さり、本当にありがたく、嬉しく思います。

これからも宜しくお願い致します。