当院キャンサーボードにて、当部の湯澤先生が症例提示を行いました。

当院キャンサーボードにて、当部の湯澤先生が症例提示を行いました。

キャンサーボードとは、旭川医科大学病院での悪性腫瘍:がんの症例に対して、各科の医師が集まって意見を出し合う大型カンファレンスのことで、当院では定期的に開催されております。

当部の湯澤先生は、乳房にできた葉状腫瘍という珍しい悪性腫瘍の症例を診断し、その解説をしました。

上に掲載している写真は、葉状腫瘍の特徴的な病理組織像です。

初めて御覧になった方は、Y字型の隙間になっているところに目がいくと思います。

実際の腫瘍の部分は、その周りです。

周りの組織の細胞が増殖していることにより、本来の乳房の管状の構造物が押しやられてひしゃげた形になっているのです。

頭の体操などで似たようなクイズを見たことがありますが、一つの着眼点に縛られていると、見えてこないものが世の中には意外とあるのです。

医療に限らず広い分野で、広い視点や広い知識、広い心で人々が互いを理解し、広い交友関係を良好に築いていければ、広い意味での平和が、この狭い世界にも広まるはずです。

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