当院キャンサーボードにて、湯澤先生が症例提示を行いました。

当院キャンサーボードにて、湯澤先生が症例提示を行いました。

キャンサーボードとは、旭川医科大学病院での悪性腫瘍:がんの症例に対して、各科の医師が集まって意見を出し合う大型カンファレンスのことで、当院では定期的に開催されております。

今回取り上げられた症例では、病理検体のホルマリン固定状況がキーポイントになりました。

ホルマリンは、手術で取り出した臓器を、病理検体を作るのに適した状態に「固定」するための薬品です。

適切に管理しないと人体に害を為すことが分かった現在は撤去されているようですが、私が子どもの頃は、まだ全国の小学校の理科室にホルマリン漬けにされたカエルやヘビなどが保存されていました。

その不気味さが恐怖感を煽る一つの要素となっており、大人になった今でも理科室はホラースポットの印象があります。

かく言う私の小学校の七不思議は、

・夜中に動き回るホルマリン漬けのカエル

・夜中に全力疾走する人体模型

・夜中に笑いだす骸骨の標本

・何故か上下する黒板

と半分以上が理科室でした。

第70回旭川医科大学病院病理部・病理診断科セミナーが現地とウェブのハイブリッドで開催され、アラバマ大学バーミンハム校 脳神経外科 助教授の大須賀 覚先生が『「腫瘍の巣を利用した免疫療法」と「次世代腫瘍モデル」で挑む悪性脳腫瘍』というタイトルで御講演下さりました。


第70回旭川医科大学病院病理部・病理診断科セミナーが現地とウェブのハイブリッドで開催され、アラバマ大学バーミンハム校 脳神経外科 助教授の大須賀 覚先生が『「腫瘍の巣を利用した免疫療法」と「次世代腫瘍モデル」で挑む悪性脳腫瘍』というタイトルで御講演下さりました。

臨床での経験が研究のテーマに繋がったという具体的なエピソードを交えての内容で、とても分かり易く興味が惹かれるお話でした。

また、会場からの質問が相次ぎ、学生さんからの鋭い御意見なども飛び出して活発な議論が巻き起こり、大盛況に終わりました。

大須賀先生、誠にありがとう御座いました。

『患者さんを実際に診る「臨床」と、患者さんのためになる技術を生み出す「研究」は、一見異なる分野のように思えますが実は表裏一体の関係』という事実は、臨床と研究の境界をまたぎ、世界をまたにかけて御活躍されている大須賀先生ならではの説得力のあるお話で、私も感銘を受けました。

本日質問して下さった学生さんのような次世代の方々が活躍できる未来が日本でも実現できたら良いと、円周率3.14と3の境界をまたぎ、世代をまたにかけてゆとり教育を受けてきた私は思います。

※掲載写真は一部加工しています。