お知らせ

当院消化器病理カンファレンスにて、当部の上小倉先生、坂田先生が症例提示を行いました。

当院消化器病理カンファレンスにて、当部の上小倉先生、坂田先生が症例提示を行いました。

消化器内科、消化器外科、病理診断科の3科合同で過去の症例について議論する場です。

今回取り上げられた症例の中に、採取した腫瘍が2つの病気の病理学的特徴を両方持っており、診断に難渋したものがありました。

何が問題かと言いますと、どちらに診断するかで治療法が大きく変わってくるので、患者さんの診療に責任を持っている臨床の先生的にははっきりしてほしいのです。

ですが、我々も病理医も診断に責任を持っていますので、はっきりしない情報をもとに半端な診断を下す訳にはいかず、そこが論点となりました。

現代は昔より医療訴訟などの患者さんとのトラブルが格段に増えており、医師にはリスクマネージメント能力が求められる時代ですので、慎重さは一生の武器になります。

初期研修医の皆さんは、論文の書き方や血管にカテーテルを入れる手技もさることながら、「ビビる」ことをまず覚えた方が良いと私は思います。

当部の谷野先生、林先生、劉先生、本学学生の江藤さんが札幌の北広島クラッセホテルで開催の第20回北海道病理夏の学校 〜学生・研修医のための病理学セミナー〜に参加しました。

当部の谷野先生、林先生、劉先生、本学学生の江藤さんが札幌の北広島クラッセホテルで開催の第20回北海道病理夏の学校 〜学生・研修医のための病理学セミナー〜に参加しました。

世話人は北海道大学の田中伸哉先生で、北海道大学、札幌医科大学、旭川医科大学の 学部学生、研修医、教官など合わせて51名が参加しました。

東京大学医学部人体病理・病理診断学教室の牛久哲男先生が特別講演され、恒例の臨床病理検討会のほか、学生セッション、専攻医セッション、病理診断、研究に関わる教育講演と、2日間に渡って盛りだくさんの内容でした。

18時半からの懇親会は2次会、3次会と続き、学生・医師が混在して様々な話で盛り上がりました。

学生セッションでは旭川医大5年生の江藤朋憲さんが病理学会、専攻医セッションでは病理部の林真奈実先生が自身の専攻医時代の経験から現在までの話をしました。

谷野先生が座長を行いました。

医局員の秋田谷先生は常呂厚生病院から参加し、病理部大学院生の劉先生も参加しました。

とても充実した楽しい時間を過ごしました。

 

「学校」と銘打っている通り、病理に興味のある学生や若手医師のために毎年開催されている会で、更に興味を深めてもらうために、現役病理医が様々な企画を御用意しています。

自分が好きなことを仕事にすると、それが好きじゃなくなった時、仕事が続けられなくなります。

また、仕事にしたせいで、それが好きじゃなくなってしまうこともあります。

ですが、自分の仕事に興味を持たないと、長くは続けられません。

「好き」や「興味がある」などの様々な所見を読み取り、「自分は本当に病理を仕事として続けられるのか」を自分の目で見極めるのが、病理初学者が初めて自分一人で下す診断だったりします。

「病理診断書なんて書けねぇ」という人でも、私達がお手本書きますから、気になった人は来年の「病理愛の、学校」に是非参加してみて下さい。

【応募は締め切らせていただきました。】当部では事務補佐員(非常勤職員・フルタイム)を募集致しております。

【応募は締め切らせていただきました。】

当部では事務補佐員(非常勤職員・フルタイム)を募集致しております。

詳細な要項は、添付のPDFファイルをご参照下さい。

応募締め切りは9月19日で、あまり日数は残っておりませんが、御確認いただけたら嬉しいです。

 

人によっては慣れない作業が多く、お仕事を覚えるまでに大変さを感じられるかもしれません。

ですが、その大変さを実際に経験し、今では当部になくてはならない存在となったメンバーがいろいろサポートしてくれると存じます。

あなたと一緒にお仕事ができることを、スタッフ一同、こころからお待ち致しております。

https://asahikawa-patho.net/wp/wp-content/uploads/2025/09/byouri202508.pdf

当部の谷野先生、湯澤先生が共著した論文の「Acute Inflammatory Pseudoaneurysm of the Gastroepiploic Artery in a Patient with Multiple Aneurysms: A Case Highlighting Systemic Vascular Remodeling.」がAnnals of Vascular Diseases (IF=0.6) にアクセプトされました。

当部の谷野先生、湯澤先生が共著した論文の「Acute Inflammatory Pseudoaneurysm of the Gastroepiploic Artery in a Patient with Multiple Aneurysms: A Case Highlighting Systemic Vascular Remodeling」がAnnals of Vascular Diseases (IF=0.6) にアクセプトされました。

動脈にできたコブ、「動脈瘤」についての論文です。

動脈瘤は恐ろしいです。

太い大動脈や頭の中の動脈に動脈瘤ができ、それが破裂したら、命に危険が及びます。

動脈瘤は高血圧、脂質異常症、糖尿病など身近な病気やタバコが原因となってできることもあります。

そもそも偏った食生活や運動不足、不規則な睡眠リズム自体が原因となります。

なのでこれからは加工食品やお菓子を一切食べず、スマホやゲームも全部禁止して、毎日早寝早起きをして規則正しい生活を送りましょう。

 

 

などと言うと、ストレスが爆発して命に危険が及ぶので、健康も不健康もほどほどにたしなむのが一番長生きできると私は思います。

健全な人間の考えですが、医師としては不健全かもしれません。

2年間当部で病理診断と研究に携わった武田智宏先生の論文の「Impact of TP53, KRAS, and APC Mutations on Neoadjuvant Chemotherapy Outcomes in Locally Advanced Rectal Cancer」がCancer Science (IF=4.3)にアクセプトされました。

2年間当部で病理診断と研究に携わった武田智宏先生の論文の「Impact of TP53, KRAS, and APC Mutations on Neoadjuvant Chemotherapy Outcomes in Locally Advanced Rectal Cancer」がCancer Science (IF=4.3)にアクセプトされました。

「Neoadjuvant Chemotherapy」は「術前補助化学療法」のことで、医療従事者はよく「NAC」と略します。

ちゃんとNACの意味を分かっていなかった私は昔、「術前NAC療法後」と記載したことがありました。

つまり「術前術前補助化学療法療法後」ということになります。

大手通販サイトみたいな「術前」と「療法」の過剰包装で、分かる人が見たら、「頭痛が痛い」くらい痛痛しく痛ましい経験です。

当院婦人科との合同カンファレンスにて、当部の上小倉先生、坂田先生が症例提示を行いました。

当院婦人科との合同カンファレンスにて、当部の上小倉先生、坂田先生が症例提示を行いました。

今回取り上げられた症例の中に、当部で診断に難渋して、他施設の先生にコンサルテーション、つまり御相談した症例がありました。

現在はネット環境も発達して久しいので、遠くにいる各専門分野の病理医に簡単に相談できる時代になったのです。

その先生が目から鱗なお返事を迅速にして下さったお陰で、一気に診断に至れた幸運な症例でした。

こういう体験をすると、その道に特化した専門家というのはカッコいいと改めて思えます。

それが全ての型の基本となる型だったとしても、何か一つできれば万々歳で、その一つのことしかできないならそれを極め抜いて極限の極限まで磨くのはとってもカッコいいと思います。

泣いてもいいし、逃げてもいいし、ただ諦めなければいつか独自の型を生み出せるのは本当にカッコいいと思います。

何か別な体験も混ざっているかもしれませんが、私もいつかは、専門家身なりの恒久を習得したいものです。

当院泌尿器科との合同カンファレンスにて、当部の上小倉先生、林先生が症例提示を行いました。

当院泌尿器科との合同カンファレンスにて、当部の上小倉先生、林先生が症例提示を行いました。

今回は前立腺癌の症例が取り上げられましたが、前立腺癌は特に病理初学者が診断に苦労する癌です。

他の臓器では癌とするような見た目でも、前立腺においては癌ではないというケースがたくさんあるからです。

まだ私は未熟故に「これは癌なのにこれは癌ではないのは何で?」と見分けが付かないことがかなりあります。

熟練の病理医にしたら全然違って見えるのかもしれません。

また、「これはぺんぎんでこれはとんかつって何?」と見分けが付かないこともかなりあります。

熟練のすみっコぐらし医にしたら全然違って見えるのかもしれません。

当部の谷野先生が共著した論文がInternational Journal of Molecular Science (IF= 4.9) にアクセプトされました。

当部の谷野先生が共著した論文International Journal of Molecular Science (IF= 4.9) にアクセプトされました。

既に過去の記事でも何度も用いてきましたが、「IF」とはImpact Factorの略で、ざっくりと説明するとその雑誌の信頼度を表しており、値が高いほど有名で信頼の厚い、読者数も多い雑誌ということになります。

IFが高い雑誌に自分の論文が載ること自体が誉高いことなのです。

昔、私の、当部ではない職場の先輩医師が、IFの高い雑誌に自分の論文が掲載されて、とっても、ほっくほくして喜んでいたのを覚えています。

その先生のそんな、ほっくほくした顔を見たことがなかったので、とってもインパクトがありました。

その論文自体には、私はあまりインパクトを感じませんでした。

当部の谷野先生、上小倉先生が当院の2025年度第2回MDDで症例の病理側のプレゼンターを務めました。

当部の谷野先生、上小倉先生が当院の2025年度第2回MDDで例の病理側のプレゼンターを務めました。

MDDとはMulti-Disciplinary Discussionの略で、呼吸器専門医、放射線科医、病理医の3者で合議をする、「日本呼吸器学会 びまん性肺疾患診断・治療ガイドライン」で推奨されている診断法で、当院では定期的に開催されています。

3症例を検討し経気管支鏡下クライオ生検検体について、谷野先生と上小倉先生が解説しました。

今回取り上げられた中に、原因となり得る要素があり過ぎて、どれが間質性肺炎の原因なのか判断が難しい症例がありました。

実は意外なものが原因で、広い意味での間質性肺炎になることがあり、臨床の先生の入念な問診が診断の鍵となります。

例えば観葉植物のひまわりに生えたカビや糸杉の花粉、カラスのいる麦畑の干し草、寝室の羽毛布団、夜のカフェテラスの空調設備など様々です。

間質性肺炎が酷くなると、星月夜の晩に咳が出てきて、ゴッホゴッホと止まらなくなるのです。