令和6年度 第2回教育型CPCが当院で開催され、当部の林先生が症例発表の指導医として参加しました。

令和6年度 第2回教育型CPCが当院で開催され、当部の林先生が症例発表の指導医として参加しました。

CPCとは、亡くなった患者さんの死因を明らかにするために臨床医と病理医がそれぞれの観点から考察を行い、議論するカンファレンスのことです。

この度は初期研修医の皆さんが発表を行う教育型CPCで、林先生は病理医側の発表を行う研修医さん達のサポートをしました。

今回のCPCは、胃にできた腫瘍が全身の臓器に転移して、多臓器不全を起こして亡くなった患者さんの症例でした。

多臓器転移・多臓器不全ということもあって、全身の臓器の病理組織を診なくてはならず、研修医の皆さんは見慣れない顕微鏡越しの世界に苦労したことと思います。

本当にお疲れ様でした。

何週間も前から頑張って準備して、結果的にカンファレンス自体は1時間弱の長さでしたが、終わってみたらあっという間に感じたかもしれません。

ですが、患者さんを失った御家族の悲しみはこの先もずっと続きます。

その悲しみに寄り添えるように、我々病理医は、全力で患者様を診て、死因を診断します。

どんなに初期研修医の研修内容が時代と共に変わっても、例えコロナ禍を経ても、CPCはずっと続けられてきました。

診療ガイドラインの詳しい内容とかは忘れても、

その意味だけは忘れないで下さい。

※掲載写真は一部加工してあります。

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