当部の谷野先生が「脳腫瘍」のセッションを分担執筆した『術中迅速病理診断スタンダード』が発刊されました。
非常に重要な分野ながら、今まで要点がまとめられた正書は少なかった術中迅速病理診断の、新たな指針となる1冊です。
検体の取り扱いから標本作製、診断まで網羅されており、各病理診断施設に必携の内容です。
迅速病理標本は施設ごとの技術の差が出易いと言われており、正確な診断には病理医だけでなく標本を作製する検査技師の高い能力も不可欠です。
当部の迅速病理標本はとてもクオリティが高いと定評があり、我々病理医は技師さんの力にいつも助けられております。
共に医療をする仲間を誇らしく思えることを、私は誇りに思います。
※掲載画像は『術中迅速病理診断スタンダード』の表紙写真です。