お知らせ

【重要・2024年6月27日更新】当院の未染標本作製依頼書が改訂されました。

【2024年6月27日更新】

当院における病理標本のSOP(標準作業手順書)の改訂に伴い、未染標本作製依頼書の新しい様式を当ホームページ上にアップロード致しました。

御依頼の際は、本日よりこちらを御利用いただきたく存じます。

書類作成前に、臨床用1のExcelファイルはver15、臨床用2はver5であることを御確認下さい。

下記当ホームページ内URLのリンク先のページからダウンロードをお願い致します。

未染標本作製依頼 – 旭川医科大学病院 病理部 【公式】 (asahikawa-patho.net)

当部の湯澤先生が「脳神経外科」2024年第52巻第4号で「髄膜腫の病理診断と遺伝子異常」の項を執筆しました。

当部の湯澤先生が「脳神経外科」2024年第52巻第4号で「髄膜腫の病理診断と遺伝子異常」の項を執筆しました。

ストレートなタイトルですが「脳神経外科」は、「教科書の先を行く実践的知識」を切り口に、脳神経外科領域に関する最新の知見が掲載されている日本発の医療雑誌です。

本号は髄膜腫という病気の特集が組まれており、湯澤先生は最新の髄膜腫の病理学的見解について、病理医代表として執筆しています。

髄膜腫の病理学的所見の一つに「渦巻状の細胞配列(whorl formation)」というものがあります。

文字通り、腫瘍細胞が渦を巻くように並んでいて、髄膜腫の代表的な所見です。

私は初めてそれを目にした時、ゴッホの「星月夜」を思い出し、強く印象に残りました。

昔テレビで目にした記憶が教科書の先を行っているとは思えませんが、実践的な知識に結び付きました。

あなたが今まで目にしてきた画像が、映像が、風景が、もしかしたら病理医として先を行く実践的知識に後々繋がるかもしれません。

この病理学界において印象は武器です。

※掲載画像は『「脳神経外科」2024年第52巻第4号』の表紙写真です。

 

令和6年度 第1回CPCが当院で開催され、当部の湯澤先生が症例発表の指導医として参加しました。

令和6年度 第1回CPCが当院で開催され、当部の湯澤先生が症例発表の指導医として参加しました。

CPCとは、亡くなった患者さんの死因を明らかにするために臨床医と病理医がそれぞれの観点から考察を行い、議論するカンファレンスのことです。

この度は初期研修医の皆さんが発表を行う教育型CPCで、湯澤先生は病理医側の発表を行う研修医さん達のサポートをしました。

今年度初めてのCPCは、脳腫瘍の治療中に呼吸困難になり亡くなった患者さんの症例でした。

本症例は様々な要因が絡み合っていて、一つの原因では説明できないとても複雑な病態で、研修医の皆さんも考えをまとめるのに苦慮されたものと思います。

ですが病理医は、どんな症例でも、必ず診断をつけなくてはなりません。

分かりませんでは終われない我々の難しさを、研修医の皆さんにも、このカンファレンスが終わる頃には分かっていただけたと思います。

※掲載写真は一部加工してあります。

当部の湯澤先生と谷野先生が共著したcase reportの「Unresectable ulcerative colitis associated colon cancer in a young Japanese patient: A case report」がInternal Medicine (IF: 1.2) にアクセプトされました。

当部の湯澤先生と谷野先生が共著したcase reportの「Unresectable ulcerative colitis associated colon cancer in a young Japanese patient: A case report」がInternal Medicine (IF: 1.2) にアクセプトされました。

Internal Medicineとは、日本内科学会が世界に向けて刊行する英語の電子ジャーナルです。

日本の医療技術は世界でも引けをとらず、こうして日本発の世界向け論文誌が発信されるほどなのです。

当部の医師が、道に磨き続けた高い準の日本の医療の更なる発展にを点け、世界の医療の向きが変わる未来を想ではなく実現させる、内科学の日本代表のの中にいることをとても誇らしく思います。

当院婦人科病理カンファレンスにて、当部の湯澤先生、上小倉先生が症例提示を行いました。

当院婦人科病理カンファレンスにて、当部の湯澤先生、上小倉先生が症例提示を行いました。

今回取り上げられた症例の中に、幼い女性の患者さんがいらっしゃいました。

まだ若くても、身体の中から臓器を取り出し、病理学的に検査をしなくてはならない方もいらっしゃいます。

手術の後遺症や病気の再発など、その先の長い人生、不安と闘い続けなければならないかもしれません。

我々病理医は、そんな患者さんのこれからに関わる責任をもって病気と向き合っています。

 

病理医も、一人きりでは自分の診断に対する不安と闘い続けなければなりません。

ですが、我々旭川医科大学付属病院病理部は、一症例に部一丸となって向き合います。

もしあなたが当部に興味をお持ちでしたら、あなたの長い病理医人生も我々が責任を持って向き合います。

当院消化器病理カンファレンスにて、当部の谷野先生、上小倉先生が症例提示を行いました。

当院消化器病理カンファレンスにて、当部の谷野先生、上小倉先生が症例提示を行いました。

消化器内科、消化器外科、病理診断科の3科合同で過去の症例について議論する場です。

取り上げられた症例の一つにエキノコックス感染症がありました。

エキノコックスとは寄生虫のことで、一般的なケースとして、何らかの形で野生の狐の口の中に入り込み、狐の胃を駆り、糞便と共に排出されて山水や山菜を介して人間の口に入り、肝臓などの臓器で重篤な感染症を引き起こします。

消化器内科、消化器外科、病理診断科の医を借り治療する必要があるほど恐ろしい病気なので、未然に感染の脅威を刈り取りたいものです。

当院キャンサーボードにて、当部の林先生が症例提示を行いました。

当院キャンサーボードにて、当部の林先生が症例提示を行いました。

キャンサーボードとは、旭川医科大学病院での悪性腫瘍:がんの症例に対して、各科の医師が集まって意見を出し合う大型カンファレンスのことで、当院では定期的に開催されております。

当部の林先生は、精巣という臓器にできた非常に珍しい癌、「希少癌」の症例の病理的な診断について発表しました。

希少癌は、症例の数自体が少ないので、明確な治療法が確立されていないものもあります。

故に、「希みが少ない」訳ではなく、患者さんが希みある未来を望めるためにも、我々病理医は全力で診断に臨み、最適な治療に特急で繋げられるように日々励んでいます。

【2024年6月24日更新】ISO15189認定範囲一覧(活動リスト)の2024年度版 を「病理部について」に掲載致しました。

【2024年6月24日更新】

既にアップロードしていた活動リストの内容に訂正が必要な個所が御座いましたので、最新版を改めてアップロードさせていただきます。

ISO15189認定範囲一覧(活動リスト)

混乱をお招きしてしまい大変申し訳御座いませんでした。

 

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ISO15189認定範囲一覧(活動リスト)の2024年度版 を「病理部について」に掲載致しました。

ISO15189とは施設毎の臨床検査室の品質を評価する規格のことで、当院は2021年より認定をいただいております。

そちらに関する活動リストを最新版に更新致しました。

ISO15189認定範囲一覧(活動リスト)

当部は「高い品質の臨床検査室」に入ってますので、安心してください。