【2026年4月13日更新】
当院における病理標本のSOP (標準作業手順書) の改訂に伴い、未染標本作製依頼書とプレパラート貸出依頼書の新しい様式を当ホームページ上にアップロード致しました。
御依頼の際は、本日よりこちらを御利用いただきたく存じます。
下記当ホームページ内URLのリンク先のページからダウンロードをお願い致します。
【2026年4月13日更新】
当院における病理標本のSOP (標準作業手順書) の改訂に伴い、未染標本作製依頼書とプレパラート貸出依頼書の新しい様式を当ホームページ上にアップロード致しました。
御依頼の際は、本日よりこちらを御利用いただきたく存じます。
下記当ホームページ内URLのリンク先のページからダウンロードをお願い致します。
2024年12月28日より、当院の剖検の体制が変わります。
主な変更点は、
・【剖検依頼受付時間】
・【執刀時間】
・【依頼方法】
です。
剖検を希望される先生は、必ず以下のリンク先のページをお読みになってから、御案内に沿ってお申し込み下さい。
御協力を宜しくお願い致します。

当科の客員講師でいらっしゃる、札幌厚生病院 病理診断科 主任部長の大森優子先生による消化器病理症例レビューが開催されました。
大森先生は消化器系の病理に御精通されていて、旭川にいらっしゃったこの機会にその教えを受けようと、病理医だけでなくたくさんの消化器内科の先生方も当部に集まり、ぎゅうぎゅうになりながら顕微鏡を囲んで、大森先生の症例レビューに参加されていました。
簡単ですが大森先生による病理レビューの、ダイジェスティブシステムのダイジェストでした。


輪読会「おはよう!NEJM」の第二回が開催されました。
「第二回のおはようNEJM!輪読会を行いました。本日も朝早くから15名の学生さんが参加してくれて盛況でした!
四年生の学生さんが身体所見から血液検査まで読んでくれてました。来週はいよいよ鑑別診断になります。
いつでも参加者募集しています。
興味ある方は遠慮なくお越しください!」と谷野先生からメッセージを頂いております。
それにしても参加者の皆さんは、ほぼ全員タブレット端末で勉強されていて驚きました。
私が学生の頃は、成績の悪い学生は教科書の本文を自分の手でレポート用紙に丸写しさせられる、写経という補習があったのですが、タブレットとタッチペン全盛の現代で、それはナンセンスなのかもしれません。
私はアナログな人間ですので、紙とペンと自分の手で何かを紡ぎ出す大切さは失われないでほしいと思っていますが、弘法筆を選ばずとも言いますので、今の優秀な学生さん達は、タブレットとタッチペンでも器用に写経して勉強しているのかもしれません。
※掲載写真は一部加工しています。

Web開催の「Lung Cancer Pathology Expert Web Seminar 2026」にて湯澤先生が「検査結果を通じたより良い肺がんマルチ遺伝子検査の取り組み」というタイトルで講演し、谷野先生が座長を務めました。
北海道内外の43施設の先生たちのWEB視聴、MR会場配信6施設を合わせて計139名が参加する盛会となりました。
セミナー終了後も発表された臨床検査技師の先生たち3名、医師3名でいろいろなディスカッションがなされました。
肺がんのマルチ遺伝子検査とは、コンパクトパネル検査などの、非小細胞癌という分類の癌の治療に有効な検査のことです。
湯澤先生は遺伝子検査について精通されていて、このような会で講演を依頼されることも多く、信頼の厚い先生なのです。
私も湯澤先生から様々な教えを頂いております。
「手を使って顕微鏡を動かし、標本をクマなくクマなく隅々まで見て、検査提出に最適な部分を矢のように射止め、ヘマトキシリン染色で紺色に染まった癌細胞の核を見逃さないようにすること」が、良質な遺伝子検査の極意なのです。
私がコンパクトパネル検査に検体を提出する時、敬意を込めていつも極意を胸で唱えておりますが、ちょっと長いので「手クマクマ矢紺 手クマクマ矢紺 いつか湯澤先生のようになれ」と略しているのはひみつです。

市原先生が当院で開催された「旭川医科大学病院 腫瘍センターセミナー」にて「胃癌取扱い規約第16版の解説〜特に胃の腺腫等について〜」というタイトルで講演しました。
タイトル通り、新しくなる日本の胃癌取扱い規約における変更点や注意すべき点についての御解説をいただきました。
満員の会場の中、我々病理医でも非常にややこしく感じる部分に関して、臨床の先生方にも分かりやすく詳細にお話しいただき、講演後も参加した先生方から質問が飛び交い、とても活気ある素晴らしいセミナーになりました。
改めて、市原先生の影響力と人望の凄さを知れる機会となりました。
「悪性腫瘍」は文字通り身体をむしばむ悪い腫瘍なのですが、腫瘍には「良性腫瘍」というものもあり、それらは癌のように直接的に命の危険をもたらしません。
今回の規約改定で、胃において、この「良性腫瘍」の分類が非常に細かくなったのが印象的でした。
ですが、「良性腫瘍」という呼び名でも、別に身体に良い働きをもたらす訳ではありません。
「悪性」ではないから「良性」と、昔の人はせざるを得なかったのでしょうが、「良い」という言葉の意味合いの広さに、日本語の面白さと奥深さを感じます。
例えば「この服、似合うかな。どう思う?」と聞かれた時にする「いいと思う」という返事には、「どうでもいい」「何でもいい」「どっちでもいい」「わざわざ聞かなくてもいい」「別に気にしなくてもいい」「好きにしたらいい」など様々な意味が込められているのです。


輪読会「おはよう!NEJM」が始まりました。
「本日記念すべき学生さんを含めた輪読会『おはよう!NEJM』が始まりました!
朝入れたてのコーヒーとパンを食べながらの形式の勉強会は私が以前所属していた北大腫瘍病理学教室で行っていた『おはよう!ロビンス』を真似したものです
病理部に教授として赴任した時からずっとやりたいと思っていたもので、本日夢が一つ叶い最高に嬉しい気持ちです。
今日は1年生から6年生まで計12名の学生さんが参加してくれ、淹れたてのコーヒーのよい香りの中、The New England Journal of Medicine, Oct. 23, 2025のcase report” Case 30-2025: An 82-Year-Old Women with abdominal Distention, Edema, and Pleural Effusionを勉強しました。病理専攻医の秋田谷先生(この勉強会のリーダー)が担当し解説してくれました。来週以降の続きは二人の学生さんが交代しながら担当してくれる予定です。
水曜7時50分から8時20分まで病院病理部で開催します。
“Anyone interested is always welcome to participate.”
一緒に勉強しましょう!
谷野美智枝」
谷野先生から以上のメッセージを頂いております。
それにしてもすごいです。
朝早くから授業の前にこのような勉強企画に参加する学生さんはきっと、意識が高くて志も高くてモチベーションも高くてポテンシャルも高くて成績順位も高くて期待値も高いハイスペックでハイレベルな方々なのだと思います。
私が学生の頃は、リアルタイムで観た深夜アニメの最終回に感動し過ぎて、観終わった後に余韻に浸りながら泣き、当日1限目からの学科試験の最中に思い出して泣き、試験にも落ちて泣いていたレベルでしたので本当にすごいと思います。
まあ、ですが、そこまでヤル気に満ち溢れてる訳ではないけど、ちょっと病理に興味があるって方でも当科はいつでも歓迎しております。
意識も志も高いに越したことはありませんが、敷居はそんなに高くなくて良いと私は思います。
※掲載写真は一部加工しております。
令和8年度 第3回従来型CPCが当院で開催され、坂田先生が症例発表をしました。
CPCとは、亡くなった患者さんの死因を明らかにするために臨床医と病理医がそれぞれの観点から考察を行い、議論するカンファレンスのことです。
この度は臨床の先生と病理医を中心に開催される従来型CPCでした。
今回は、臨床経過から予想することや、CTなどの画像検査では見つけることのできない、小さな小さな病変が重なったことで亡くなった患者さんで、病理解剖をして顕微鏡レベルで検討することで初めて死因が究明できた症例でした。
驚きと御納得のお声を頂けて、臨床の先生方の御期待に応えられたようでした。
何もわからず万策尽きて力尽きると、病理に愛想が尽きるのではないかと、精も根も尽きる勢いで尽力する病理医冥利に尽きる一例でした。
令和8年度 第2回従来型CPCが当院で開催され、坂田先生が症例発表をしました。
CPCとは、亡くなった患者さんの死因を明らかにするために臨床医と病理医がそれぞれの観点から考察を行い、議論するカンファレンスのことです。
この度は臨床の先生と病理医を中心に開催される従来型CPCでした。
今回の症例は、亡くなってからの変化によって本来の組織構造を保てていない臓器があり、病理学的な診断が困難なところがありました。
しかし、参加された臨床の先生の御意見を頂くことで、お互い納得いける形の着地に至れました。
臨床と病理、2つの側面の見解があったことによって診断でき、CPCの重要性が改めて窺える症例でした。
年々剖検の症例数自体が全国的に減少し続けていますが、その分一件一件を密度濃く丁寧に行っていく必要性を改めて感じました。


当部の上堂地さんの送別会が開催されました。
今まで当部の窓口や事務業務を主に御担当いただいていた上堂地さんですが、このたびお別れということになりました。
テキパキとお仕事をこなしてくださっていたため当部にとって大ダメージですが、新たな出発を応援させていただきました。
上堂地さん、今までありがとうございました。
上堂地さんが抜けた穴は大きいのでこの先も埋まることはないと思いますが、その穴を見るたびに我々は上堂地さんのことを思い出せますので、開けたままにしようと思います。
この埋め合わせのために、いつかまたお会いできたら嬉しいですね。
※掲載写真は一部加工しております。

当院泌尿器科との合同カンファレンスにて、坂田先生、市原先生、谷野先生が症例提示を行いました。
今回取り上げられた症例の中に、珍しい病気であるがために日本では患者さんの数が少なく、未だ十分な評価項目を設けられていないものがありました。
ですが、国際機関のWHO (世界保健機関) が編纂した、各臓器に発生する腫瘍の特徴についてまとめた本には、その病気について日本の取り扱い規約よりも詳しく記載してあります。
人類にはそれぞれ、起きやすい病気、起こりにくい病気というのがあるので、こういうことは時々あります。
ちなみに日本人でよくみられるため日本人が発見し、概念化した病気もあります。
自分の中にもう一人の別な自分がいるように感じたり、自分の片眼や片腕が邪な力を持っていると感じたり、自分が何か重大な宿命を背負って生まれたんじゃないかと思い込む病気で、顔を手で押さえながら「くっ…、お前は、出てくるな……!」と独り言を言ったり、怪我してないのに眼帯や包帯を身に付けたり、いつでも戦いの渦に巻き込まれても良いように身体を鍛えたりし出します。
小児から若年成人、特に中学生で発症し易く、時には社会的に死を危ぶまれることもある、中二病という病気です。




札幌市で開催された第115回 日本病理学会総会に参加しました。
今年は当科メンバーほぼ全員が演題発表や進行業務に携わっており、個別の内容は別記事に掲載させていただきます。
開催地が札幌ということで、キャッチコピーも「病理医よ大志を抱け」と、現在の北海道大学の前身である札幌農学校の初代教頭、クラーク博士の名言に基づいております。
本学会開催期間中は天候に恵まれた晴天の中での濃密な3日間で、準備期間も含めて振り返ってみると、とても感慨深く感じられました。
青に似たあったかい春と博士クラーク
「演題を待つよ ここでね
渡します (資格) 更新単位の用紙も」
等しく貰いたい
究める果ても無いのに
学んでしまう我らは
発表を経て 大志を得て
名医になってゆくんだろう
リンゴのように甘ずっぱく詞的に表現するとこのような感じの素晴らしい学会で、無事に閉会に至ることができました。
モバイルバッテリーを忘れてスマホの電源が危ういですが、私も旭川に、特急ライラックで帰ります。