谷野先生、林先生が当院の2025年度第4回MDDで症例の病理側のプレゼンターを務めました。
MDDとはMulti-Disciplinary Discussionの略で、呼吸器専門医、放射線科医、病理医の3者で合議をする、「日本呼吸器学会 びまん性肺疾患診断・治療ガイドライン」で推奨されている診断法で、当院では定期的に開催されています。
今回は膠原病関連の肺疾患の症例も取り上げられたので、膠原病内科の先生も参加されておりました。
膠原病内科は「考える」科と、よく言われます。
膠原病は、実際に目に見えない概念の病気なので、診療する上で頭の中で色々と考えなければならず、その細かさを苦手と考える方もいらっしゃいます。
ですが、他の科や他所の施設の医師が、あまりよく考えずに、原因不明の発熱や関節痛の患者さんを紹介してくる膠原病内科の先生の大変さ、そしてたらい回しにされる患者さんの苦しみを、私はとてもよく知っています。
考える大変さを考えてもらえない実情には、色々と考えさせられるものがあると考えます。
我ながら、考え深くて感慨深いです。