
当院キャンサーボードにて、林先生が症例提示を行いました。
キャンサーボードとは、旭川医科大学病院での悪性腫瘍:がんの症例に対して、各科の医師が集まって意見を出し合う大型カンファレンスのことで、当院では定期的に開催されております。
今回取り上げられた症例は、以前一度キャンサーボードが開催されたのですが、診療が難航したため、再び開催された珍しいケースでした。
カンファレンス中、臨床の先生が、この病気ならこの薬が効く、とお薬の名前をポンポンと挙げていて驚きました。
お薬の名前は既に覚えづらいカタカナ表記であり、更に「一般名」と「商品名」が異なるものもあり、同じお薬を指しているのに医療機関によって名前が違うという事態を引き起こして、本当にややこしいのです。
私も昔、お薬の使い方について本などを読んで勉強しましたが、「DNAポリメラーゼ」「トランスポーター」「アンタゴニスト」「レセプター」など馴染めない横文字ばかりが入れ替わり登場し、どこか他人事のように感じて全然頭に入りませんでした。
昨年、内閣の閣僚を「知らない漫画の13巻から出てきたキャラクターたち」扱いして炎上した若手俳優もこんな風に感じていたのかもしれません。
「どれほど恥と文字を理解する方法知らずなんだろう」と、ブログの歌姫に怒られちゃいそうです。