当院泌尿器科との合同カンファレンスにて、当部の上小倉先生、林先生が症例提示を行いました。
今回のカンファレンスの最後に、臨床の先生から生検の方法についての御相談がありました。
我々は生検で採取されてきた検体を標本化して診るのがお仕事であり、検体の採取自体は臨床の先生のお仕事です。
臨床の先生方も、最小限の患者さんの負担で、どれだけ多くの病気の情報を得られるかを常に考えられていて、そのために我々に意見を求めて下さりました。
こういう意見の交換が気軽にできる場が設けられたということからも、当部が他科との合同カンファレンスを続けてきた甲斐がありました。
せっかく同じ医療機関に属しているので、もっと多くの臨床の先生が、病理に興味を持ってくれたらと思います。
「検体を提出して終わり」でなく、「共に患者さんの笑顔を見届けて終わり」たく存じます。
※掲載写真は一部加工を施しています。