令和7年度 第2回教育型CPCが当院で開催されました。
CPCとは、亡くなった患者さんの死因を明らかにするために臨床医と病理医がそれぞれの観点から考察を行い、議論するカンファレンスのことです。
この度は初期研修医の皆さんが発表を行う教育型CPCで、当科以外の講座の医師が、病理医側の発表を行う研修医さん達のサポートをしました。
発表、つまりプレゼンテーションは、良い発表用スライドを作成するだけでなく、口頭での説明も重要です。
どんなに頑張って素晴らしいパワーポイントファイルを作成しても、退屈な喋り方で聴衆の聞く気を奪ってしまったら元も子もありません。
今回担当された初期研修医の皆さんも、実際に自分の口で発表してみて、自分が思っていたより上手く喋れなかった、と感じたかもしれません。
こればっかりは座学では身に付かないので、人前で喋る経験をどれだけ積んできたかがものを言います。
自分の話している内容が理解されないのを聞き手の理解力不足のせいにする著名人がいますが、話し手の努力不足もあると私は思いますので、若い先生方はそんな石頭にはならないと、信じています。