当院消化器病理カンファレンスにて、当部の谷野先生が症例提示を行いました。

当院消化器病理カンファレンスにて、当部の谷野先生が症例提示を行いました。

消化器内科、消化器外科、病理診断科の3科合同で過去の症例について議論する場です。

今回取り上げられたのは膵臓にできた腫瘍の症例でした。

膵臓は手術が非常に難しい臓器で、その周囲には肝臓、胆嚢、脾臓、胃、十二指腸、小腸、血管など様々な臓器が密集して存在しているため、それぞれの位置関係を正確に把握しなければなりません。

視野は狭く、その上、出血などで視界が悪くなることもあるので、高い空間把握能力が求められます。

病理も標本上の平面世界だけをみていると思われがちですが、平面世界を連続的に繋げて、立体的に病気を捉えなくてはいけません。

外科医の先生の中には、その空間把握能力の高さから絵がお上手な先生がいらっしゃると聞いたことがありますが、もしかしたら私にも空間把握能力があって、意外と上手な絵を描けて、実は患者さんのお役に立てる才能を秘めている可能性があるのかもしれません。

 

昔から、お餅の絵を描くのは、得意でしたが。

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