当部の谷野先生と湯澤先生が共著したcase reportの「Diagnosis of Isocitrate Dehydrogenase-Mutant Astrocytoma in the Subcallosal Gyrus Using T2-Fluid-Attenuated Inversion Recovery Mismatch Sign and Quantitative Magnetic Resonance Relaxometry」がCureus (IF 1.2) にアクセプトされました。
翻訳ソフトや生成AIもたじたじの、なかなかに複雑なタイトルですね。
ざっくりと和訳すると、
「脳の一部分である梁下野というところにできた、脳腫瘍の1種である星細胞腫の中でも、
イソクエン酸デヒドロゲナーゼという細胞の中の1成分が、通常とは異なる性質を持っているものを、
MRI検査の撮影法の1つであるFLAIR法と、MRI検査撮影画像の情報を数値化して評価する方法、
その2つの方法を用いて診断した1例」です。
既にものすごい情報量です。
脳腫瘍の分野は特に、遺伝子や検査法など一般の方にはちょっと難しい言葉がたくさん登場します。
私は医師ですが、自分の精通していない領域の言葉の理解にはまだまだ時間がかかります。
そういう意味では、このホームページを読んで下さっている皆さんと近い視点だと思います。
今年も我々病理医のお仕事の一端をご紹介していけたらと思いますので、翻訳ソフトや生成AIもたじたじの人間味や親しみや温かみやわかりみを皆さんが感じていただけたら、私はうれしみを感じます。